この文字をクリックすると
せかいのお米のページに
戻ります


このページでは、お米つくり(のうぎょう)について大切なことをせつめいしています。
図書館や教科書で調べて、下のせつめいをよく読んでから質問するようにしましょう。
返事の内容がすでにホームページで説明されている質問については
「ホームページをよく読んでくださいね」とお返事する場合があります。
みどり色の文字はとくに大切なポイントです。赤い文字は大切なせつめいです。

・日本人の食生活は変化しています。

・米以外にもパンを食べるなど日本人の食生活は変化してきました。そのため米の消費量が減り、米を作ってもあまるようになってしまいました。このため、国は大豆など稲以外の作物をつくる転作をすすめてきました。一方、以前は国の管理のもとにおかれていた米の生産と販売が自由にできるようになりました。その結果、生産した米を、直接消費者に売ったり、安く生産するために高価な機械を共同で買うなどの工夫をする農家もでてきています。

・国内の米があまっている状況でも、国と国との約束があるので、米は毎年一定量を外国から輸入しています。外国でも日本人の好みに合う米が工夫され、国内で作るよりもずっと安い値段で生産されています。

・米があまるようになったため、国は米以外の作物をつくる転作をすすめました。また、農家で働く人は年々少なくなっています。


・田には、平らな土地と豊かな水が必要です。
・米づくりには、夏、気温が高いことが大切です。

・米づくりには、豊富な水と平らな土地がある場所が適しています。稲がよく育つためには、夏に気温が高く、日照時間が長くなくてはいけません。日本の米どころである東北地方や新潟県などは、この条件がそろっています。また、米づくりがさかんなところには、大きな川が流れている、広い平野があるなどの共通点もあります。

・稲は、一日の最高気温が30度ぐらいになるこ花の咲く時期をむかえます。そして、田植えをしてからの毎日の平均気温をたして1800度をこえると穂がでます。稲にはこのような性質があるため、米づくりには夏の気温が高い必要があります


・米は半年近くかけてつくられています。

・米づくりは、3月に種もみを選ぶ事から始まります。塩水に種もみを入れ、沈んだものを使います。そしてビニールハウスの中で苗をつくります。4月、田おこし、しろかきを行って田植えの準備が整います。田植えは田植え機でおこない、その後はこまめに水の管理をします。夏のあいだは、稲がじょうぶに育つよう毎日、田をみてまわり、やがて秋の収穫をむかえます。稲刈りの後は、土作りをします。最近は、たい肥を使った土づくりをしています。

・「田おこし」とは、田を耕すことをいいます。また、「しろかき」は、田に水を入れ、土の表面を平らにすることをいいます。このように、土の表面を平らにしたあと、田植えをおこないます。実のつまったよい種もみは、塩水につけてもしずみます。しずんだ種もみを使って、苗を育てます。稲は7月くらいになると水のすべてぬく「中ぼし」をおこないます。そうすると稲が水を求めて地中深くまで根を伸ばし、しっかり根を張ることができます。また、水をぬくと土の表面がかわいてひびわれ、そこから土の有毒なガスがでて、かわりに稲の成長に必要な酸素が土の中に入ります。


・土地にあった稲が品種改良でつくられています。

・もともと、稲は、今の中国南部からインドシナ半島あたりで自生していた植物です。それを人間が栽培するようになりました。今でも米は、アジアの多くの国で主食として食べられています。そのため、世界で米が多く作られているのも、中国やインドシナ半島などアジアの各国です。このように、もともとあたたかい地方の植物である稲を寒い地域で作るために、長い間の苦労がありました。日本では、米の品種改良を積極的におこない、寒さのために栽培できなかった北海道の北の方でも、現在は栽培できるようになっています。

・寒さに強く、味のよい品種をつくりだす品種改良は、ある品種の花粉を別の品種の花につけたり、バイオ技術で新しい品種をつくったりしいます。


・耕地整理の結果、大型の機械が効率よく使えるようになりました。・米は、注文があるとトラックなどで運ばれます。

・東北地方では、広い田で大がかりな米づくりがおこなわれています。米の生産量は、北海道、新潟県、秋田県、宮城県、山形県の順番で多くなっています。北海道は、都道府県の中で最も広いので他県と比べた場合は、生産量が多くなります。中部地方の新潟県や富山県も東北と同じように広い区画の田で米づくりがおこなわれています。

化学肥料や農薬の使用により、米の収穫量は昔に比べて大幅に増えました。しかし、使いすぎて、人や環境に与える影響が問題になっています

コンバインは、稲刈りと脱穀を同時におこなう機械です。苗は、ビニールハウスの中で育てられます。田おこしや、しろかきは、トラクターでおこないます。

・形も大きさもそろった田んぼにし、大型の機械が使いやすくなりました。

・稲かりのあとはカントリーエレベーター(米を保ぞんしておく場所)で「もみ」をかんそうさせて保ぞんし、注文をうけると玄米(げんまい)にしてトラックや列車のコンテナで運ばれます。

・種子から芽や根がでることを発芽といいます。

種子が発芽するには水が必要です。種子にはデンプン(養分)がふくまれていて。デンプンは発芽したり、小さい芽や根が成長するのに使われます。植物が成長するためには日光・水・肥料(養分)が必要です。植物の成長に日光が必要かどうか調べるときには与える水や肥料の量を同じにして比べます。

・イネの種子は、皮で覆われており、中を見てみるとデンプンを含んでいるところと、芽や根になるところがあります。わたしたちが食べているお米(白米)は、このデンプンを含んでいる部分です。わたしたちは、イネが発芽のためにたくわえてあるデンプンを食べているのです。
・イネの種子に含まれているデンプンは、発芽する時や、芽や根が成長するときに使われます。したがって、種子の中のデンプンは、成長につれてどんどん減っていきます。
・イネの種子の中のデンプンを含んでいるところは、インゲンマメとちがい、地上に出ることはありません。
(参考:教科書など.


この文字をクリックするとページのはじめに戻ります

せかいのお米のページにもどるにはこの文字をクリックしてください